空手道 空優会

おはようございます。

 

霜降 楓蔦黄 もみじつたきばむ

 

霜降も、いよいよ末候
もみじや蔦が色づいてくる頃です。
葉が赤色に変わることを紅葉と呼び
葉が黄色に変わることを黄葉と呼びます。

 

気温が下がることによって、葉が色づき始めます。
冷気が葉を美しく染め、次への成長の準備を促すわけです。

 

子どもの空手道のお稽古は、だいたいがこの冷気を伴う指導です。
空手道場は世の中へ出た時の予行練習であり、考えうるあらゆる出来事を道場で先に経験して、対処する能力を養ってもらいたいと思ってます。

 

大勢の前で叱られる
呼び出されて注意される
行動によって疑われること
連帯責任という罰
冤罪というぶつけようのない気持ち
しゃべり方や、言葉選びに対すること

 

上げたらキリがありませんが、生きていく上で避けては通れない困難や壁を、出来るだけ道場で味わってもらいます。

 

なので、道場ではいっぱい失敗し注意され、たくさん叱られ恥をかいて、いっぱい挫折して立ち上がれと言っています。
空手の稽古を通して、自分でも気づかないような、内なるウミをどんどん出していく気持ちです。

 

子どもたちがどんなウミをぶつけてきても、一つだけ、絶対に揺がない心があります。
それは、私たちはあなたを絶対に嫌うことはない、あなたが大切で、大好きなんだという愛情です。
だから安心して、他にぶつけられない気持ち、本当の自分をどんどん出して、ぶつけて、さらけ出して欲しいです。
そして、一緒に悩んで、一緒に喜んで、一緒に成長し、ずっと一緒に人生を歩んでいく。
どうか、笑顔で毎日が送れますように。
幸せな人生を歩みますように。

 

一人一人に対して、そのような覚悟と愛情を持ち、誠心誠意、全力で指導しています。
空優会に「その他大勢」はいません。

 

子どもたちに、自分で乗り越える能力と、自分は乗り越えられるんだ、という精神を根付かせる。

 

空手道のお稽古でもたらされる冷気により
子どもたちは美しく色づき、人を魅了する
そして散った葉を養分として根に蓄え
また次の新しい芽を伸ばす

 

いつか
天日をさける木陰になり人を癒し
雨粒を受け止め傘になり人を守る
誰からも愛される大きな木になりますように。

 

そんな願いで、毎日子どもたちの笑顔に会いに行っています。

 

皆さま
葉の色が変わるこの良き時候
今日は自分の中の何かをちょっと変化させてみましょう。
そう考えただけで、紅く染まってきたかも知れません。

 

 

 

 

 

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