空手道 空優会
小雪 次候
朔風払葉 きたかぜこのはをはらう
冷たい北風が、木々の葉を落とす頃。
朔風とは北風のこと。
美しく紅葉した葉が落ち、地面いっぱいに広がります。
葉を落とした木々と落ち葉は冬の景色の象徴。
秋から冬へと、季節の移り変わりが感じられます。
北風というと、太陽と北風の話が思い出されます。
上着を脱がそうといくら冷たい風を吹き付けても、人は絶対に離さんともっと強く頑なに上着を掴みます。
「上着を脱ごう!」と自ら思わなければ行動に移せません。
良くお稽古の時に子どもたちに言います。
先生がどんなに念力を飛ばしても、君たちの右手を上げることも、左足を下げることもできない。
あなたが動かさないと、あなたは動かない。
だけど、あなたが動かそうとさえすれば
あなたは自分自身を自由自在にコントロールすることができる。
それにはまず、自分の体を自分の意思で
すべてを自分の意識下で、理論的、合理的、組織的に動かそうとする頭が必要です。
だから子どもでも、きちんと説明し、頭で考えながら体を動かすことを習慣にさせます。
これは人間が生きていく上でとっても大切なことであり、空手はその訓練です。
日々の積み重ね、考え方のクセがその人の人生を作り上げていきます。
皆さま
「ただ、なんとなくやっている」ことはありませんか?きちんと脳みそで考え、組立てて今日1日を過ごしましょう!
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