空手道 空優会

おはようございます。

 

平安時代、貴族たちは季節とともに変化してゆく色彩を、表地と裏地の配色で四季折々の風物を表す「かさねの色目」を取り入れ、楽しんだそうです。
例えば、今の候ならば「落栗色」

 

月よみの光を待ちてかへりませ 
山路は栗のいがの落つれば 良寛

 

「栗」ホクホクと甘くて美味しい、ほんわか幸せな食べ物

 

しかし「厳栗」といえば厳しい、いかめしい。近寄りにくい感じを与える
「戦栗」といえば恐ろしさのために体や手足が震える

 

栗は栗でも、栗を包むいがのトゲトゲのイメージでしょうか

 

毎日、厳しい稽古をしていると、顔つきだけでなく、体を取り巻く雰囲気も厳しくなります。
ただ立っているだけで「何か違う」威圧を感じます。
ちょうどこの栗のトゲトゲのように。
しかし空手は精神も同時に鍛えますので、心がトゲトゲしている人は少ないと思います。
人の気持ちを考えサッと動けたり、自分より人を優先できたり。ちょうど栗の実のように優しく甘い、温かい人が多いのです。

 

目指すところは、稽古を重ねるうちにトゲトゲが少しずつ削れていき、優しい、穏やかな雰囲気が全身を取り巻くように。

 

私も常に和かでいることを心がけて、毎日を送っております。

 

皆さま、今日も良い日です。
ステキな1日を!
いってらっしゃい!

 

 

 

 

 

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