空手道 空優会

大雪 末候

鱖魚群  さけのうおむらがる


川で生まれ海で育つ
産卵の時に生まれた川に戻る魚、鮭が川に戻る頃。
北国では冬を代表する光景の一つです。

大海で育った鮭は、なぜ生まれた川を覚えているのでしょうか。
臭いでわかる 臭覚回帰説
太陽の位置を目安にする 太陽コンパス説
その他、地磁気説、海流説など上げられていますが、実際わからないそうですが、どちらにせよ、生まれた川を覚えてそこへ帰って行く事実だけは確かなようです。

この話をきいて「三つ子の魂百まで」と言う言葉を思い出しました。
三つ子=幼い子ども
魂=考え、性格など心全体を支配するもの、精神 

幼い頃に教えられたこと、覚えたことはいつまでもその人の人格に残ると言うことです。

7年ほど前、空優会が初めて支部をつくる時、母に質問しました。
それまで大人の会員しかいませんでしたが、支部を作れば子どもを中心とした道場になると思ったからです。
その頃の私自身、子どもに上手に接することができるだろうか…と不安がありました。

「子どもの指導者になるため最も必要なことは何か?」

 

子どもが好きなこと?子どもに好かれる人?
何が一番大切なのだろう。

 

その答えは
「間違っていることを、間違ってると、きちんと伝えられること」

子どもが好きだ嫌いだ、好かれる好かれないの問題ではない。
小さい頃に何が良くて何が悪いか、しっかりと伝えることが大切で、可愛い可愛い、この子に嫌われたくない、そんな自分優先の気持ちで指導者は務まらない。

そう母は言いました。

 

1人1人の人生を真剣に考えて
嫌われ役でいい、自分が好かれることより、この子たちが人に好かれ、幸せな人生を送るためにはどうしたらいいか
それを揺るぎない第一優先の軸として、指導する。

 

良い悪いをしっかりと伝えること。
それが指導者として最も大切なこと。

 

子どもたちは成長し、例え道場を離れたとしても
きっとまた、道場に戻ってきてくれるはずです。

image1.jpeg

 

 

空優会事務局

港区赤坂2-20-13-2

Facebookはこちら

http://on.fb.me/1uUY8X4

ページトップへ